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地球温暖化を防止するためには大気中のCO2削減がとても重要です。これを実現するために、それまで捨てていた排気ガス中の熱を二次熱交換機で回収して再利用する「エコジョーズ」が注目を浴びています。
エコジョーズを採用した100戸の集合住宅が1棟あるとしましょう。エコジョーズが削減できるCO2の排出量は約13%※。従来機種と比較してみると、年間約12.5トンのCO2が削減できることになります(図1)。これは、東京ドームのグラウンドとほぼ同じ面積(1.3ha)の森林(ヒノキ林)が1年間に吸収する量のCO2の削減に匹敵しているのです。
毎日のように使う設備機器が環境に及ぼす影響は大きなもの。それだけに、環境への負荷が少ないものを選ぶことがより一層大切なことだといえるでしょう。
(※注:東京ガスの従来型給湯器とエコジョーズを効率比較(いずれもTES熱源機の場合)したもの。給湯・暖房を利用した場合) |
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■エコジョーズは、独自の排熱(潜熱)回収システムにより、大気中への不要な熱の放射をカットし、CO2排出量の約13%削減を可能にしました。使用ガス量を低減させることができるので、省エネや地球温暖化防止につながります。
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■エコジョーズにより熱効率を向上させることで、ランニングコストを大幅に削減することができます。使用ガス量が約13%削減できるため、従来型と比較すると年間で約14, 000円節約※できるのです。
また、エコジョーズを使用した場合、ガス料金が一般料金より3%お得になる「湯ったりエコぷらん」もあります。最大で2,000円/月の割引が適用されます(図2)。
(※注:東京ガス従来品との比較。戸建住宅120m24人家族で、給湯と床暖房を使用した場合(使用状況により異なる)。給湯負荷17.1GJ/年間、床暖房負荷9.9GJ/年間。平成18年4月現在)
■地球の温暖化や都市部のヒートアイランド現象など、悲鳴を上げている地球を救うために、住宅の省エネルギー性能を向上させるための様々な策を打ち出しています。東京都では2005年10月よりマンション環境性能表示制度を導入し、設備の省エネ性について3段階(☆3つ)で評価。エコジョーズで床暖房などを行うと、最高ポイントの☆3つとなります。エコジョーズは、厳しい省エネルギー制度にも対応できる環境にやさしいシステムなのです。
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第1回「地球温暖化対策は、私たちの暮らしから」を読む→
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