中古マンションを買ってリフォームする場合、どのような資金調達が一般的かご存知ですか?
中古マンションを買ってリフォームをする場合、一般的には、住宅ローンとリフォームローンをダブルで借りることになります。住宅ローンは売買契約後にローン契約、そして代金決済して引き渡しという手順になります。並行してリフォームローンの手続きが必要です。リフォームローンはリフォーム内容の決定の後に、工事費を確定し、工事請負契約後にローン契約、その後リフォーム工事が開始され、工事が完了したら代金決済という手順です。
中古マンションを買ってリフォームする時の資金調達の実態
このようにダブルでローンを借りると、手続きが煩雑になりますし、何より全体にかかる費用がいちどきに決まらないため、予算オーバーになってしまったり、無理のない返済計画が組みにくかったりします。 また、住宅ローンは長期間の返済でしかも、低金利(ある銀行では35年固定2.7%H23.1月)で借りられますが、リフォームローンは短期間で高金利(ある銀行では固定15年4.6%H23.1月)というのも気になります。
もちろん、リフォームに使える住宅ローンを用意している銀行やノンバンクも多数ありますが、住宅ローンの契約時までに、物件代金だけではなく、リフォーム工事費も確定していなければなりません。これが現実的には、相当難しいことなのです。
なぜなら、自分が買いたい!物件は他にも買いたい!という競争相手が出現することが多いので、早期に購入申込みをして、住宅ローンの審査に入らなければ、買い逃すことになってしまいます。この時点でリフォームの工事費もほぼ確定していなければなりませんが、現地見学をした後、数日間で工事請負会社を選定しリフォーム内容を決め、工事費も確定するなどということは物理的に無理というものです。
これでは、新築より安く買えて、しかも自分の好みにリフォームできるという中古マンションの魅力が褪せてしまいます。
そうした中古マンション検討者の不満を解決しようと、昨年始めて登場し注目されている新しい仲介の仕組みをご紹介しましょう。
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