■コミュニティを育てるには、日ごろの関心が大切
コミュニティを育てる基本は人間関係。その基本となるのは日ごろの挨拶です。「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」がその第一歩です。
挨拶はそれ自体では内容のある会話ではありませんが、心理学で言う人間の「承認欲求」に応えるものと言えるのです。「あなたがそこにいることを私は気づいていますよ」と相手の存在を認めることで相手に安心感を与えるという行為なのです。
また、あいさつは、防犯にも有効です。犯罪者が最も苦手とするのが、地域住民のリレーションの良さ。不審者に声をかけるのは、それだけでも防犯効果が上がります。見慣れない人を見かけたら、「こんにちは。どちらにご用ですか」と声をかけてみるだけで、防犯システムを入れるよりも数段効果があるのです。
毎日のあいさつから始めて、居住者間の適度な人間関係を作り出していきましょう。
■コミュニティ育成に向けてできることをしよう
マンションの居住者だけではなく、周辺住民も参加できる夏祭りを毎年開催。地域でも評価が高い。
餅つき大会など、季節ごとのイベントを開催。住民間のコミュニケーションを活発に行っている。
共同住宅であるマンションには、管理組合という組織があり、当然のことながら居住者はすべて管理組合員。各自が一組合員として「自分たちの住環境を守る」意識が高いかどうかが、問われます。そこで、まずは管理組合の理事会や委員会活動などに積極的に参加することです。また、理事会などからの発信をしっかりと受け止め、自分の住んでいるマンションでいま何をしようとしているか、どういう問題が発生しているかなど、常に知るように心がけておくことが大切です。
ここでは当然、管理会社の役割も重要です。たとえば、住人の交流のために夏祭りやもちつき大会など、季節ごとのイベントや、各種のサークル活動などを管理会社の協力で開催しているマンションもあります。こういうマンションは住人間のお付き合いも良好で、中古市場での評判もよく、購入希望者が空き住戸が出るのを待っているようなマンションもあるのです。
*大和ライフネクストでは、良好なコミュニティの醸成に向けて、積極的に管理組合の活動を支援しています。例えば、管理組合の設立総会後、マンション供給会社と共同で懇親会を催して、住人間の交流を促進しています。また毎年のマンション内の夏祭りや盆踊り、クリスマスツリーの飾り付けや、七夕の飾りつけなどの季節のイベントの企画のお手伝いや、物品の調達など、お住まいの皆様のみでは難しいこともお手伝いしています。マンション内のコミュニティが良好であることは、住みやすい環境を作るだけではなく、お客様の大切な資産をお守りすることにも通じるのだと大和ライフネクストでは考えているのです。
中古マンションを購入する際には、是非、そのマンションのコミュニティの状態について管理会社に確認してみてください。そしてそのマンションの現地を訪れた際に、もしも住民とすれ違うようなことがあれば、「こんにちは」と声をかけてみてください。建物の状態を確認すると共に、そこに住む人の状態を見ることも住まい選びの重要なポイントなのです。
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