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東京テラスF棟: 平成17年11月 築
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東京テラスF棟:居住性(共用部分)
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住棟をつなぐ散策路
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植栽豊かな共用庭
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F棟の外廊下から共用庭を見下ろす
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居住者用駐車場入口
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■東京テラスは新旧の樹木を活かしたゆたかな植栽と充実した共用施設が魅力です。
評価基準 |
評 価 内 容 評価の見方 |
評価点 |
将来の変化予測
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居 住 性 / 共 用 部 分 3.6 |
8.構造の長期使用度 |
■東京テラスは性能評価を設計・建設で取得しています。 ■東京テラスF棟の性能評価の各等級は調査中で現時点では不明です。 ■免震構造ではありませんが、柱の強度を高めるために鉄筋を二重に組むダブル配筋を施工しています。 ■床スラブも同様にダブル配筋を施し、シングル配筋より高い強度と耐久性を実現しています。 ■バルコニー側に加え開放廊下側にも住戸の柱を外に出したダブルアウトフレーム設計を採用しています。 ■室内には小梁の出ないアンボンド工法を採用し、アウトフレーム設計とともに空間の有効活用が可能な設計になっています。 |
4.0 |
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9.省エネ・環境対応 |
■東京テラスは平成17年の竣工のため、環境性能表示は取得していません。 ■屋上や壁面緑化はありませんが、既存樹木とともに、住棟に取り囲まれる形でみどり豊かな中庭「テラス」が点在しています。 ■外気に面するすべての柱・梁、最上階の屋根部分に外断熱工法を採用し、効率のよい冷暖房を実現しています。 |
2.3 |
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10.バリアフリー対応 |
■高齢者等配慮対策等級は不明です。 ■共用エントランスのアプローチ周辺は段差がなく、エレベーターホールや廊下の幅も十分なスペースが取られています。 ■住戸内では浴室のみ手すりがありました。 ■玄関・廊下・トイレの壁には手すり取り付けのための下地が補強されています。 |
? |
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11.敷地や共用スペースのゆとり |
■東京テラスはメインゲートから建物エントランスへ続くアプローチがゆったりと長くとられていて、高級感を出しています。 ■住棟に取り囲まれるように「テラス」とよばれる中庭や、各住棟を結ぶみどり豊かな散策路が設けられ、住棟をゆるやかにつないでいます。 ■建物エントランスは吹き抜けの天井とみどりいっぱいの中庭を望む窓で構成され、明るく広々とした雰囲気です。 ■エントランスロビーには大きなベンチが配されていて、居住者の簡単な接客やコミュニケーションの場として使われているようです。 |
4.3 |
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12.街並みとの調和 |
■東京テラスの外観は落ち着いた茶系のグラーデーションでまとめられており、色彩的には周辺と調和して います。 ■敷地周辺には他に高い建物がなく、マンション自体は少し離れた場所からみると目立ちます。 ■青山学院の門扉をそのまま生かしてメインゲートとしており、門扉付近の既存樹を多く残していることから街並ともよく馴染み、重厚感のある外構です。 ■街並みとの調和が評価され、2006年にグッドデザイン賞を受賞しています。 ■門扉並びの外壁と歩道との間によく手入れされた樹木が植えられた遊歩道が整備され、気持ちよく散策できます。 ■メインゲートから建物エントランスに延びるアプローチ両脇には色とりどりの花が植えられており、リゾートホテルのような趣です。
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4.0 |
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13.共用施設・サービスの充実度 |
■東京テラスは全1036戸というスケールメリットを活かした共用施設が大変充実しています。 ■ハード面ではカフェラウンジ、「テラスアリーナ」とよばれるホール、シアタースタジオ、キッズテラス、ゲストルーム、キッチン付きのマルチホール等、ソフト面ではフィットネスプログラム、DVD貸出等が用意されています。 ■調査日は平日の昼間でしたが、どの施設にも人が多く集まり、利用頻度は高いようでした。 ■建物エントランスを入ってすぐに焼きたてパンの香り漂うカフェテラスがあり、小さな子どもを連れたお母さんたちで賑わっていました。 ■フロントサービスはホテル並みのきめ細やかさで、忙しい人には利便性が高いでしょう。 ■ゴミは24時間出せるようですが、調査したF棟からだとゴミ置き場までかなり遠い印象を受けました。 美しく手入れされた散策路を、ゴミ袋を持って歩くのは気が引けるかもしれません。 ■エレベーターはF棟には2基設置されており、妥当といえます。 |
3.5 |
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14.セキュリティの充実度 |
■日中は管理会社、夜間は警備会社による24時間有人管理です。 ■居住者用駐車場の出入り口はリモコン式のチェーンゲートを採用し、外部車両の進入を防ぎます。 ■各住戸の玄関と窓ガラスに防犯センサーが設置されています。 ■住棟が雁行しており、外廊下の見通しはやや悪いです。 ■また、各住戸の玄関扉に門扉のないアルコーブがあり、死角になっています。 |
3.7 |
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15.建て替えのしやすさ |
■議決権は1所有者1議決となっています。 ■第一種中高層住居専用地域で建物の現状は容積率200%、建ぺい率60%となっており、建て替え時に法律の変更がなく居住者の同意が得られれば、同規模のマンションが建設できます。 ■しかし東京テラスは全1,036戸と世帯数が多く、建て替えの合意を得るのは容易ではなさそうです。 |
4.0 |
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